テンションマシン/トーションマシン/フッキングマシン/ストレートナ
バネ(スプリング)及びバネに関連する用語を規定しているばね用語(バネ用語)において、”f)ばね製造”に分類されている用語のうち、『テンションマシン』、『トーションマシン』、『フッキングマシン』、『ストレートナ』のJIS規格における定義その他について。
コイルばね、板バネ、皿バネ等の種類・名称・形状・用途、バネ定数やばね荷重の計算・設計、ばね鋼等バネ材料、ばね加工・製造、試験・検査などに関連する用語として、ばね用語(JIS B 0103)において、”f)ばね製造”に分類されているバネ用語には、以下の、『テンションマシン』、『トーションマシン』、『フッキングマシン』、『ストレートナ』などの用語が定義されています。
ばね用語(JIS B 0103)
⇒【f)ばね製造】
分類: ばね用語 > f)ばね製造
番号: 6143
用語: テンションマシン
定義:
主として、引張コイルばね(※1)のコイル部及びフック部を成形する機械。
対応英語(参考):
extension spring machine
慣用句(参考):
−
分類: ばね用語 > f)ばね製造
番号: 6144
用語: トーションマシン
定義:
主として、ねじりコイルばね(※2)のコイル部及び腕部を成形する機械。
対応英語(参考):
torsion spring machine,
torsion winder
慣用句(参考):
−
分類: ばね用語 > f)ばね製造
番号: 6145
用語: フッキングマシン
定義:
引張ばねのフック部を成形する機械。
備考:
小形のタイプをルーパという。
対応英語(参考):
hooking machine
慣用句(参考):
−
分類: ばね用語 > f)ばね製造
番号: 6146
用語: ストレートナ
定義:
材料がもつ曲がり、ねじれなどのくせ及び残留ひずみを矯正又は除去する装置。
対応英語(参考):
straightener
慣用句(参考):
−
(※1)
引張コイルばね(引張コイルバネ)とは、主として、引張荷重を受けるコイルばねのことです(以下の参考図、付図29 及び 付図30 参照)。
付図29 コイルばね(3200)、引張コイルばね(3220)、円筒コイルばね(3241)、フック(4221)、引張コイルばねの長さ(5523)
付図30 コイルばね(3200)、引張コイルばね(3220)、2本引張コイルばね(3221)、円筒コイルばね(3241)
(※2)
ねじりコイルばねとは、主として、ねじりモーメントを受けるコイルばねのことです(以下の参考図、付図31〜33 参照)。
付図31 コイルばね(3200)、ねじりコイルばね(3230)、円筒コイルばね(3241)、自由角度(5524)
付図31 コイルばね(3200)、ねじりコイルばね(3230)、円筒コイルばね(3241)、自由角度(5524)
付図32 コイルばね(3200)、ねじりコイルばね(3230)、2本線ねじりコイルばね(3231)、円筒コイルばね(3241)
付図33 コイルばね(3200)、ねじりコイルばね(3230)、重ね巻きねじりコイルばね(3232)、円筒コイルばね(3241)、角ばね(3273)