バネ定数,計算,コイルばね,板,皿,材料,鋼,設計,座金,スプリング,製造等の種類・用語

 

軸線/コイル間最小寸法/フックすき間/トーションバーの有効長さ



バネ(スプリング)及びバネに関連する用語を規定しているばね用語(バネ用語)において、”e)ばね設計”に分類されている用語のうち、『軸線』、『コイル間最小寸法』、『フックすき間』、『トーションバーの有効長さ』のJIS規格における定義その他について。

コイルばね、板バネ、皿バネ等の種類・名称・形状・用途、バネ定数やばね荷重の計算・設計、ばね鋼等バネ材料、ばね加工・製造、試験・検査などに関連する用語として、ばね用語(JIS B 0103)において、”e)ばね設計”に分類されているバネ用語には、以下の、『軸線』、『コイル間最小寸法』、『フックすき間』、『トーションバーの有効長さ』などの用語が定義されています。

ばね用語(JIS B 0103)
⇒【e)ばね設計


分類: ばね用語 > e)ばね設計

番号: 5547

用語: 軸線

定義:
コイルばねの場合は、コイルばねのコイル中心を結んだ線、重ね板ばねの場合は、重ね板ばねの長手方向に中心を結んだ線又は目玉
(※1)の円筒中心を結んだ線。

対応英語(参考):
axis line

慣用句(参考):


分類: ばね用語 > e)ばね設計

番号: 5548

用語: コイル間最小寸法

定義:
組合せバネの外側のばねの内径と内側のバネの外径との最小距離。
備考:
コイルピッチの最小寸法をいう場合もある。

対応英語(参考):
minimum distance between coils

慣用句(参考):


分類: ばね用語 > e)ばね設計

番号: 5549

用語: フックすき間

定義:
引張コイルばねのフック
(※2)の開いている部分の寸法。

対応英語(参考):
hook opening

慣用句(参考):


分類: ばね用語 > e)ばね設計

番号: 5611

用語: トーションバーの有効長さ

定義:
トーションバー
(※3)のばね特性を計算する基礎となる長さで、つかみ部の影響を考慮したもの。

対応英語(参考):
total active length of torsion bar spring

慣用句(参考):


(※1)
目玉とは、バネ板の端部を丸く巻いた部分のことです(以下の参考図 付図15、付図20 及び 付図69 参照)。
付図15 担いばね(2300)、重ね板ばね(3110)、半だ円ばね(3120)、対称ばね(3140)、親板(4111)、全長板(4112)、子板(4113)、目玉(4121)、二番巻(4122)、胴締め(4140)、センタピン(4141)、スパン(5421)、ステップ(5424)、反り(5425)、重ね板ばねの高さ(5426)
付図15 担いばね(2300)、重ね板ばね(3110)、半だ円ばね(3120)、対称ばね(3140)、親板(4111)、全長板(4112)、子板(4113)、目玉(4121)、二番巻(4122)、胴締め(4140)、センタピン(4141)、スパン(5421)、ステップ(5424)、反り(5425)、重ね板ばねの高さ(5426)
付図20 重ね板ばね(3110)、マルチリーフスプリング(3111)、半だ円ばね(3120)、対称ばね(3140)、親子重ね板ばね(3170)、親ばね(3171)、子ばね(3172)、目玉(4121)、クリップ(4150)、クリップボルト(4152)、センタボルト(4161)、ブシュ(4162)、スペーサ(4163)、スパン(5421)、反り(5425)、重ね板ばねの高さ(5426)
付図20 重ね板ばね(3110)、マルチリーフスプリング(3111)、半だ円ばね(3120)、対称ばね(3140)、親子重ね板ばね(3170)、親ばね(3171)、子ばね(3172)、目玉(4121)、クリップ(4150)、クリップボルト(4152)、センタボルト(4161)、ブシュ(4162)、スペーサ(4163)、スパン(5421)、反り(5425)、重ね板ばねの高さ(5426)
付図69 上巻き目玉(アップターンドアイ)[目玉(4121)、上巻き目玉(4123)、下巻き目玉(4124)、ベルリンアイ(4125)、カーリング(6219)]
付図69 上巻き目玉(アップターンドアイ)[目玉(4121)、上巻き目玉(4123)、下巻き目玉(4124)、ベルリンアイ(4125)、カーリング(6219)]
付図69 下巻き目玉(ダウンターンドアイ)[目玉(4121)、上巻き目玉(4123)、下巻き目玉(4124)、ベルリンアイ(4125)、カーリング(6219)]
付図69 下巻き目玉(ダウンターンドアイ)[目玉(4121)、上巻き目玉(4123)、下巻き目玉(4124)、ベルリンアイ(4125)、カーリング(6219)]
付図69 ベルリン形目玉(ベルリンアイ)[目玉(4121)、上巻き目玉(4123)、下巻き目玉(4124)、ベルリンアイ(4125)、カーリング(6219)]
付図69 ベルリン形目玉(ベルリンアイ)[目玉(4121)、上巻き目玉(4123)、下巻き目玉(4124)、ベルリンアイ(4125)、カーリング(6219)]
付図69 だ円ばね用目玉 [目玉(4121)、上巻き目玉(4123)、下巻き目玉(4124)、ベルリンアイ(4125)、カーリング(6219)]
付図69 だ円ばね用目玉 [目玉(4121)、上巻き目玉(4123)、下巻き目玉(4124)、ベルリンアイ(4125)、カーリング(6219)]

(※2)
フックとは、引張コイルばねの荷重をかけるかぎ状の端末部分のことです(以下の参考図 付図29 参照)。
付図29 コイルばね(3200)、引張コイルばね(3220)、円筒コイルばね(3241)、フック(4221)、引張コイルばねの長さ(5523)
付図29 コイルばね(3200)、引張コイルばね(3220)、円筒コイルばね(3241)、フック(4221)、引張コイルばねの長さ(5523)

(※3)
トーションバーとは、ねじりを利用する棒状のばねのことです(以下の参考図 付図50 参照)。
付図50 トーションバー(3500)、トーションバー端部(4410)
付図50 トーションバー(3500)、トーションバー端部(4410)
付図50 トーションバー(3500)、トーションバー端部(4410)
付図50 トーションバー(3500)、トーションバー端部(4410)
付図50 トーションバー(3500)、トーションバー端部(4410)
付図50 トーションバー(3500)、トーションバー端部(4410)
付図50 トーションバー(3500)、トーションバー端部(4410)