バネ定数,計算,コイルばね,板,皿,材料,鋼,設計,座金,スプリング,製造等の種類・用語

 

センタカップ/胴締め/センタピン/クリップ



バネ(スプリング)及びバネに関連する用語を規定しているばね用語(バネ用語)において、”d)ばね構成部品・バネ部分”に分類されている用語のうち、『センタカップ』、『胴締め』、『センタピン』、『クリップ』のJIS規格における定義その他について。

コイルばね、板バネ、皿バネ等の種類・名称・形状・用途、バネ定数やばね荷重の計算・設計、ばね鋼等バネ材料、ばね加工・製造、試験・検査などに関連する用語として、ばね用語(JIS B 0103)において、”d)ばね構成部品・バネ部分”に分類されているバネ用語には、以下の、『センタカップ』、『胴締め』、『センタピン』、『クリップ』などの用語が定義されています。

ばね用語(JIS B 0103)
⇒【d)ばね構成部品・バネ部分


分類: ばね用語 > d)ばね構成部品・バネ部分

番号: 4133

用語: センタカップ

定義:
疲れ強さの向上を目的として、センタボルト
(※1)穴の周囲を押し出したもの(付図72)。
付図72 センタカップ(4133)
付図72 センタカップ(4133)

対応英語(参考):
cup center

慣用句(参考):


分類: ばね用語 > d)ばね構成部品・バネ部分

番号: 4140

用語: 胴締め(どうじめ)

定義:
重ね板バネのばね板を締め付ける枠形金具(付図15 及び 付図82)。
b0103_fz015.jpg
付図15 担いばね(2300)、重ね板ばね(3110)、半だ円ばね(3120)、対称ばね(3140)、親板(4111)、全長板(4112)、子板(4113)、目玉(4121)、二番巻(4122)、胴締め(4140)、センタピン(4141)、スパン(5421)、ステップ(5424)、反り(5425)、重ね板ばねの高さ(5426)
付図82 鍛接又は溶接胴締め[胴締め(4140)]
付図82 鍛接又は溶接胴締め[胴締め(4140)]
付図82 打抜胴締め[胴締め(4140)]
付図82 打抜胴締め[胴締め(4140)]
付図82 打抜胴締め[胴締め(4140)]
付図82 打抜胴締め[胴締め(4140)]
付図82 打抜胴締め[胴締め(4140)]
付図82 打抜胴締め[胴締め(4140)]

対応英語(参考):
band,
backle

慣用句(参考):


分類: ばね用語 > d)ばね構成部品・バネ部分

番号: 4141

用語: センタピン

定義:
重ね板バネの胴締めとバネ板相互とのずれを防ぐリベット
(※2)(付図15)。
b0103_fz015.jpg
付図15 担いばね(2300)、重ね板ばね(3110)、半だ円ばね(3120)、対称ばね(3140)、親板(4111)、全長板(4112)、子板(4113)、目玉(4121)、二番巻(4122)、胴締め(4140)、センタピン(4141)、スパン(5421)、ステップ(5424)、反り(5425)、重ね板ばねの高さ(5426)

対応英語(参考):
center pin

慣用句(参考):


分類: ばね用語 > d)ばね構成部品・バネ部分

番号: 4150

用語: クリップ

定義:
重ね板バネのバネ板が、相互に離れること及び横ずれすることを防ぐ金具(付図19〜21 及び 付図75)。
b0103_fz019.jpg
付図19 重ね板ばね(3110)、マルチリーフスプリング(3111)、半だ円ばね(3120)、非対称ばね(3150)、クリップ(4150)、センタボルト(4161)、サイレンサ(4166)、スパン(5421)、ストレートスパン(5423)、反り(5425)
b0103_fz020.jpg
付図20 重ね板ばね(3110)、マルチリーフスプリング(3111)、半だ円ばね(3120)、対称ばね(3140)、親子重ね板ばね(3170)、親ばね(3171)、子ばね(3172)、目玉(4121)、クリップ(4150)、クリップボルト(4152)、センタボルト(4161)、ブシュ(4162)、スペーサ(4163)、スパン(5421)、反り(5425)、重ね板ばねの高さ(5426)
b0103_fz021.jpg
付図21 重ね板ばね(3110)、マルチリーフスプリング(3111)、半だ円ばね(3120)、対称ばね(3140)、プログレッシブ重ね板ばね(3160)、主ばね(3161)、補助ばね(3162)、クリップ(4150)、センタボルト(4161)、スパン(5421)、反り(5425)、重ね板ばねの高さ(5426)
付図75 ボルト形クリップ[クリップ(4150)、クリップバンド(4151)、クリップボルト(4152)、クリップパイプ(4153)]
付図75 ボルト形クリップ[クリップ(4150)、クリップバンド(4151)、クリップボルト(4152)、クリップパイプ(4153)]
付図75 クリンチ形クリップ[クリップ(4150)、クリップバンド(4151)、クリップボルト(4152)、クリップパイプ(4153)]
付図75 クリンチ形クリップ[クリップ(4150)、クリップバンド(4151)、クリップボルト(4152)、クリップパイプ(4153)]
付図75 ゴム付きクリップ[クリップ(4150)、クリップバンド(4151)、クリップボルト(4152)、クリップパイプ(4153)]
付図75 ゴム付きクリップ[クリップ(4150)、クリップバンド(4151)、クリップボルト(4152)、クリップパイプ(4153)]

対応英語(参考):
clip,
rebound and alignment clip

慣用句(参考):


(※1)
センタボルトとは、重ね板ばねの中央部で、バネ板を締め付けるボルトのことです。

(※2)
リベットに関連するJIS規格には、以下などがあります。

JIS B 0147
ブラインドリベット−用語及び定義

JIS B 1087
ブラインドリベット−機械的試験

JIS B 1213
冷間成形リベット

JIS B 1214
熱間成形リベット

JIS B 1215
セミチューブラリベット

JIS D 4312
自動車用ブレーキライニング及びクラッチフェーシングのリベット

JIS G 3104
リベット用丸鋼