バネ定数,計算,コイルばね,板,皿,材料,鋼,設計,座金,スプリング,製造等の種類・用語

 

二番巻/上巻き目玉/下巻き目玉/ベルリンアイ



バネ(スプリング)及びバネに関連する用語を規定しているばね用語(バネ用語)において、”d)ばね構成部品・バネ部分”に分類されている用語のうち、『二番巻』、『上巻き目玉』、『下巻き目玉』、『ベルリンアイ』のJIS規格における定義その他について。

コイルばね、板バネ、皿バネ等の種類・名称・形状・用途、バネ定数やばね荷重の計算・設計、ばね鋼等バネ材料、ばね加工・製造、試験・検査などに関連する用語として、ばね用語(JIS B 0103)において、”d)ばね構成部品・バネ部分”に分類されているバネ用語には、以下の、『二番巻』、『上巻き目玉』、『下巻き目玉』、『ベルリンアイ』などの用語が定義されています。

ばね用語(JIS B 0103)
⇒【d)ばね構成部品・バネ部分


分類: ばね用語 > d)ばね構成部品・バネ部分

番号: 4122

用語: 二番巻(にばんまき)

定義:
親板
(※1)の次のバネ板の端部を、親板の目玉に沿って巻いた部分(付図15 及び 付図70)。
付図15 担いばね(2300)、重ね板ばね(3110)、半だ円ばね(3120)、対称ばね(3140)、親板(4111)、全長板(4112)、子板(4113)、目玉(4121)、二番巻(4122)、胴締め(4140)、センタピン(4141)、スパン(5421)、ステップ(5424)、反り(5425)、重ね板ばねの高さ(5426)
付図15 担いばね(2300)、重ね板ばね(3110)、半だ円ばね(3120)、対称ばね(3140)、親板(4111)、全長板(4112)、子板(4113)、目玉(4121)、二番巻(4122)、胴締め(4140)、センタピン(4141)、スパン(5421)、ステップ(5424)、反り(5425)、重ね板ばねの高さ(5426)
付図70 ミリタラッパ(3/4巻)[二番巻(4122)、ミリタラッパ(4127)]
付図70 ミリタラッパ(3/4巻)[二番巻(4122)、ミリタラッパ(4127)]
付図70 ミリタラッパ(1/4巻)[二番巻(4122)、ミリタラッパ(4127)]
付図70 ミリタラッパ(1/4巻)[二番巻(4122)、ミリタラッパ(4127)]

対応英語(参考):
second leaf wrapper

慣用句(参考):


分類: ばね用語 > d)ばね構成部品・バネ部分

番号: 4123

用語: 上巻き目玉(うえまきめだま)

定義:
板バネの目玉の名称で、親板端部を上向きに丸めた目玉(付図69)。
付図69 上巻き目玉(アップターンドアイ)[目玉(4121)、上巻き目玉(4123)、下巻き目玉(4124)、ベルリンアイ(4125)、カーリング(6219)]
付図69 上巻き目玉(アップターンドアイ)[目玉(4121)、上巻き目玉(4123)、下巻き目玉(4124)、ベルリンアイ(4125)、カーリング(6219)]

対応英語(参考):
upturned eye

慣用句(参考):


分類: ばね用語 > d)ばね構成部品・バネ部分

番号: 4124

用語: 下巻き目玉(したまきめだま)

定義:
板バネの目玉の名称で、親板端部を下向きに丸めた目玉(付図69)。
付図69 下巻き目玉(ダウンターンドアイ)[目玉(4121)、上巻き目玉(4123)、下巻き目玉(4124)、ベルリンアイ(4125)、カーリング(6219)]
付図69 下巻き目玉(ダウンターンドアイ)[目玉(4121)、上巻き目玉(4123)、下巻き目玉(4124)、ベルリンアイ(4125)、カーリング(6219)]

対応英語(参考):
downturned eye

慣用句(参考):


分類: ばね用語 > d)ばね構成部品・バネ部分

番号: 4125

用語: ベルリンアイ

定義:
板バネの目玉の名称で、その中心が親板のほぼ中心線上になるように丸めた目玉(付図69)。
備考:
車両が急停止した場合などに発生する水平前後方向の力に対し強度上有利である。
付図69 ベルリン形目玉(ベルリンアイ)[目玉(4121)、上巻き目玉(4123)、下巻き目玉(4124)、ベルリンアイ(4125)、カーリング(6219)]
付図69 ベルリン形目玉(ベルリンアイ)[目玉(4121)、上巻き目玉(4123)、下巻き目玉(4124)、ベルリンアイ(4125)、カーリング(6219)]

対応英語(参考):
berlin eye

慣用句(参考):


(※1)
親板とは、両端の荷重支持のための目玉又は取付部をもつばね板のことです。(下図参照)。
付図64 重ね板ばね(3110)、半だ円ばね(3120)、対称ばね(3140)、親板(4111)、押さえばね板(4114)
付図64 重ね板ばね(3110)、半だ円ばね(3120)、対称ばね(3140)、親板(4111)、押さえばね板(4114)